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2025/07/17 16:46
犬にとって噛むことはストレス発散やデンタルケア、狩猟本能を満たす行動としても大切な役割を持っています。
そんな犬の本能に応えるのが、天然素材の鹿の角。
ですが、野生動物の鹿の角をそのまま使うのは危険なため、丁寧な加工が必要です。
今回は、犬の噛むおもちゃを製造する際の鹿の角の角丸加工についてご紹介します。
愛犬に鹿の角を考えている飼い主さんは、ぜひご覧ください。
■ 鹿の角は「角丸加工」が大切な理由
天然素材の鹿の角は魅力的なおもちゃですが、そのまま使用すると、思わぬトラブルにつながることもあります。
中でも特に注意したいのが、「切断面」です。
当店では、犬のサイズに合わせて小型犬・中型犬・大型犬用に電動工具で角をカットしています。
この際に生じる切断面をそのままにしておくと、非常に危険です。
犬が噛んだときに、歯ぐきや口の中を傷つけてしまう恐れがあります。
そこで注目されているのが、安全性を高めるためのひと手間、「角丸加工」です。
鹿の角の切断面を角丸加工すると、ビフォーアフターでこんな感じになります。
■ 一つ一つ、手作業で仕上げる「角丸加工」
天然素材の鹿の角は、同じものがひとつとして存在しません。
形や太さ、硬さもすべて異なるため、機械に任せきりではなく、人の目と手で丁寧に仕上げることが大切です。
当店では、すべての鹿の角に対して一つ一つ手作業で角丸加工を行っています。
「角丸加工」と聞くと、角の先端だけを丸く削る作業を想像されるかもしれません。
しかし実際には、それ以上に細やかで丁寧な工程を積み重ねて、ようやく安心して使える状態になります。
まず、鹿の角を適切な長さにカットした後、次のような工程を行っています。
・ 先端の尖った部分を丸く削る
・ 表面に残るトゲやバリを取り除く
・ 全体をヤスリや研磨機でなめらかに整える
丁寧な工程によって、わんちゃんが安心して噛める状態へと仕上げていきます。
加工中は、人の手で直接触れて「痛くないか」「口に入れても安全か」をひとつずつ確認しながら、丁寧に磨き上げています。
弊社の職人さんが、一つ一つ手作業で加工作業しております。
■ 角丸加工された鹿の角で安心と笑顔を
鹿の角は、犬の本能や健康をサポートできる優れたおもちゃです。
しかし、ただの天然素材だから安心というわけではありません。
安全性にしっかり配慮した「角丸加工」があってこそ、はじめてわんちゃんにも飼い主さんにもやさしい鹿の角になります。
当店では、一つ一つに手間を惜しまず、丁寧な角丸加工を行い、安全性と品質を両立させています。
鹿の角を夢中で噛んでいるわんちゃんを見て、飼い主さんやご家族の皆さまに笑顔が広がりますように。
その願いとともに、安心して選べる鹿の角をご用意しております。
ぜひ、大切なご家族にぴったりの一本を見つけてみてください。